保育園、幼稚園に関わっているとお子様の身体の様子を沢山見ることが出来ます。

とくに発達に関する勉強を自主的にしはじめるようになって、なおさらその視点が強くなっています。赤ちゃんの部屋にフォローにはいると、ついつい赤ちゃんの足取りを目で追ってしまうという・・・。

発達障害という課題をもっていようがなかろうが、保育園や幼稚園生活をスムーズにおくるのが「この身体では大変かもしれない」と思うお子様をしばしば拝見します。

たとえば、

・新しい事に取り組むときに大きなエネルギーが毎回必要。
・完璧じゃないと、必要以上に落ち込んでしまう。
・進級時、行事前、様々なプレッシャーで交感神経が高ぶりすぎて(落ち込みすぎて)しまう。

たとえば幼稚園での活動、「ぱんだくらぶ」ではこんな風にそんなお子様と関わっています。

一時的に不安定になっているお子様を「ぱんだくらぶ」に誘い、そこで個別あるいは少人数での豊かな遊びの時間を、あるいは心地よい身体のアプローチを体験する時間をすごします。

可能なら保護者と身体の様子などについて連携します。
お家と教育機関との連携で確実に、その子の身体は前よりも心地よさに向く体を手に入れています。

お子様自身が、普段からリラックスしている身体に気づけるようになると、その気づきの力でさらなるチャレンジに前向きにむかっていけるのです。そんな身体を手にいれると、成功しても失敗しても、過度に反応しすぎない、バランス感覚のよい身体に近づいて行けます。レジリエンスの高さにつながります。

「子育て」は人間が人間であるための必要な営み。

仕事ではありません。

時間をかけてゆっくりとお子様と共に過ごしていく事が、その営みのベース。

私は、それこそが健やかな発達の土台には必要だと思っています。

ですが、しかし。時代の流れが速すぎる事から、子育ての営みは、どうしても効率・成果重視へ。効率も成果も単なる結果です。決して目的や手段にしてはならないと思います。

一見華やかさも無い営みこそ(子育てはほんとに地味です)が、人間としての人生を実は深く味わい深く彩ることができるのです。

尊い事なんです。

頭ではそれがわかっていても、子どもを前にすると、周りを見ると、あせってしまう。心や体がわかったように振舞ってくれない。

もし、子育てに辛くなったら、まず、自分をいたわってください。

自分を様々な方法でいたわってください。

自分自身で自分をいたわれるようになったら、外に声を出してみてください。

パートナー、家族、友達、あるいはまったく関係の無い人でも構わない。愚痴一つでも構わないと思います。つながることで、悩みの視点がずれ、苦しみから解放されることだって多くあります。

私も色々ありました。

自分をいたわって、ペースを落とし、外に相談する、そんなことから自分を取り戻しています。

もちろん、私の場合はブレインジムなどの様々な身体アプローチも活用しながらですが!

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