ぱんだくらぶに遊びに来てくれた小さな芸術家たちの作品を久しぶりに。

正課のクラスで、ぱんだくらぶの時間があまりとれなくて造形遊びができないときもあります。
そんな時は、神経系を豊かにつなぐ遊びだけをすることもあります。
なかなか集団では出来ない遊びです。

たとえば、色の概念が苦手だったら、色を使った身体を使う遊びを。

発語を促そうとおもったら、言葉を使った身体を使う遊びを。

私はそんな風に「身体を使った遊び + アルファ」で柔軟に考えていきます。いろんなことを参考にはしますが、その時のノリや子どもの様子でアレンジしていっています。その遊びに子どもたちがはまると、ちょっとうれしくなります(その逆ももちろんたまにありますが・・・💦)

バランスボールは、前庭系に刺激をいれる遊びで人気No.1です。

道具を使わない動きもしますよ。そう、赤ちゃんの動きとかハイハイとかも組み入れて。

そういえば、赤ちゃんの動きを取り入れていた体操をみかけました。バラエティー番組で。

筋肉体操でおなじみになってきた武田真治さんが、先日TVで筋肉赤ちゃん体操を、ダイエットしたい芸能人(斎藤こずえさん)に指導していました。

この動きを沢山してダイエットに励めば、原始反射も統合されて、何かと食欲に結びがちな不安定な心理も安定してくるかも・・・(この方はパンを普通に1斤たべるのだそうで)。リバウンドを繰り返す彼女が、今度こそリバウンドなしのダイエットができるんじゃないかな、と期待しました。

赤ちゃんの動きは発達に良いと言われています。神経系を発達させていく動きのヒントがたくさん。

話がそれましたが、結局、ぱんだくらぶでやってることは、感覚統合のための大きな道具があるわけでもなく、幼稚園の空き教室の一角でできることです。

そう、家でも出来るような事だったりします。そんな大がかりな事はしていません。

でも、お家だったらもっと手軽な事できるとおもいます。

お手伝いです。

お手伝いは手軽な準備ですむから、やりやすいことなのではとおもいます。
親と一緒に何かをすることを楽しめる子ども時代の特性を十分生かすことが出来ます。

お料理なら、卵を割る、ゆで卵の殻をむく、泡立て器でまぜまぜ、とか。レタスをちぎるとか。まぁ、このさい、料理の時間的効率には目をつむり、むしろこどもの成長と発達への未来への投資と見ましょう!

お掃除なら、小さなほうきとちりとり、ぞうきんを用意してみたり。窓を拭いてもらったり。みなさんならどんな事思いつきますかね?

大きなお庭があったら(我が家には無いのですが(涙))、お花や野菜を育てるのもいいでしょうね!動物と一緒に住んでいたら、虫を採ってきたら、石を拾ってきたら、花を摘んできたら、どんなことを一緒に広げていけるでしょうか。

ちなみに我が家の小学生の息子は、風呂洗いは自分の仕事だと思っているようです。

泡遊び、水遊び的な要素を楽しめる子ども時代に、お手伝い遊びを習慣化させ、風呂洗いを彼の「仕事」にしてしまいました。

学校や習い事で疲れてたりすると渋る時もありますが、私と分担しながら、風呂洗いは基本自分の仕事としてやっています。味噌汁と米を炊くくらいも頼めばやってくれます。

私のママ友は、仕事で夜8時くらいの帰宅になっても、遅きゃ遅いでなんとなく小学生姉妹が協力して夕飯の準備をしてくれ(部分的には朝、ママが作っていくようなのですが)「遅く帰ってきたのに上げ膳据え膳がまってるなんて思ってなかった」と言ってたくらいです。

ちなみに、こちらのお母さんは、姉妹の幼少期から、お手伝いを遊びの中に取り入れ、子どもの視線に合わせた生活を丁寧に送っていたママ友です。

「私ももっと子どもとあそばなきゃ!」「いや、習い事をさがそう!」とそんなに頑張る必要はありません。

おだやかな生活を”子どもと一緒に作っていく”事で十分。無理なく続けやすいです。

結果、生活力が身に付くことは、子どもの自立にもつながります。お手伝い分担もしてもらえ、親も楽になっていきます。

習い事の成果に比べたら、生活を丁寧に紡ぎあげていくことは地味かもしれないけれど、情緒の安定や、発達の側面からみたら、実は本質的な育ちを支える重要な事なのです。実はメリットだらけ。

さあ、今日はどんな生活を一緒に楽しみましょうか!(私も今日は学校が振休の息子と一日丁寧にすごしますよ~)