この間、発達相談支援センターのころのあOrangeにて、ICT教育やプログラミング教育でご活躍の公立小学校の蓑手先生にお会いすることができました。

ドローンを飛ばしてくださったり(思わず欲しくなりましたw)、小さな基盤に直接プログラミング(BASIC言語だそうです)して、小さなロボットを動かすデモをしてくださいました。

すごいのは、そのプログラミングの説明を聞いている子どもたち。

さほど違和感のない様子でプログラミングの決まり事などをスイスイ聞いているわけです。やわらか頭とはこのこと・・・!さすがはデジタルネイティブ世代!

論理的なアルゴリズムをしっかり考えこんでいかないと、拡張しづらいようなプログラムになる、そういうことを、小さいうちから学ぶことができるってことですよ。

ふと、こういうのって、保育でいえば、ルールを知らないとできない集団遊びから学ぶのかなとおもいました。ルールはアルゴリズムのようなもので、しっかりとした決まりとか、ゲームの流れの展開とか、そんなイメージ。

もちろん、カオス状態のなかからイノベーション的考えがうまれてくるわけですし、わけのわからない遊びから笑いがこみあげてくる良さってのもあります。

でも、幼児くらいになってくると、子どもは集団で決まりをもって遊ぶ事も大好き。友達同士であそびのルールを説明しあう事で、簡単な理論とか理屈を伝えあうようになります。

子どもはまだまだ右脳的であっていいのですが、小学校以降左脳的な論理性もみにつけていかなければならない。右脳の発想を、どう左脳的に表出していくか。伝えていくか、まさに、右脳と左脳のコミュニケーションが必要になります。

幼児期はその土台を遊びの中から。学童期は勉強の中から、論理性のようなものを身に着けていくのかとおもいますが、プログラミング教育って遊びつつ学べる良いものだなぁと思いました。

たぶんね、やたら長い作文を書いて、何を言ってんのかよくわからない状態になりやすい女子にいいんじゃないかな(と、自戒をこめて・・・)。

私のシステムエンジニアになりたてのころに書いたコードは、まさに「女子の作文」状態。理系のSEが書くコードは、無駄がなく、こういう処理がしたいが明確でわかりやすかった。数年たてば私のコードも多少洗練されていったようにおもうけど、やっぱり理系の社員の美しいコードはみとれるものがあった。センスだな、とおもい、私はIT業界は5年弱の修行で幕を閉じました・・・。いやいや、保育士は性に合っているようで、幕を閉じてよかったのかとおもうのだけど!

幼児期はしっかりと遊びこみ、遊びの中から、ルールとか理屈とか、そういうのを体感していく。それが児童期の思考の土台につながると信じています。