先日、青梅市の四恩幼稚園で保護者向けのミニ子育て講座をさせていただきました。

親睦会もかねてなので、リラックスして聞いていただきました!

私は、保育士という立ち位置に誇りを持ち、とても大事にしています。
だから”講師”というよりはエプロンを衣装?に選んでいます。

その立ち位置から伝えることが、私らしさでもあり、お母さんと距離を近く、お子さんを一緒に見ていきたいという思いを伝えることになるのかなと思っているからです。

講座の内容は、シンプルです。

保育士をしていて、いろーーーーーーんなご家庭を、お子さんをみていて、いきついた結論がシンプルだったからです。

幼少期に必要な育ちって、早期教育でもなんでもなく

子どもが「(色々あっても)なんか大丈夫!」という心持ちでいられること。

脳のしくみを知り、そのための始めの3歩、のお話をしました。

そして、保育士として見てきた子どもへの視線の話、次に、まずは大人が「なんか大丈夫!」の心持でいる方法の話を。

もちろんその一つのツールとして、ブレインジムから2つのストレスリリースの動きなどお知らせしました。

四恩幼稚園の保護者の方々は、とても子育てに関心が高いように思います。早口になりがちな私の言葉をよく聞いてくださいました(汗)。ありがとうございました。

パワポのスライドは実は10回くらい作り直してます。そぎ落とし、そぎ落とし・・・。プレゼンの練習もしています。でも、本番、本当は伝えたいことが半分くらいになってしまいました。どんだけ話したいのでしょう、私は・・・。
とりあえず、またの機会にお願いします・・・!

さて、昨年度の2月くらいから試験的にやっていたぱんだくらぶの活動。

本年度の4月から本格始動、今も子どもたちを丁寧に受け入れる空間を週2回ほど開いています。また、色々な子育てにお悩みを持つお母さんたちのお話を聞く時間もとっています。必要があれば、タッチケアやブレインジムなどの身体的アプローチのセッションもしています。在園中に、少しでも子育ての不安を緩め、自分の育児に自信をもてるよう、サポートしていきます。

どんな子にも、発達の保証を!機会を!という姿勢をもった幼稚園、ほとんどないと思います。ぱんだくらぶは、私の思いだけで出来たわけではないのです。
「空き教室を子どもたちのために使えないだろうか」「丁寧な個別が出来る空間は?」そんなことを現場の先生方と夢を語らいながらできた空間なんです。私はぱんだくらぶのようなことが出来る流れになるとは思っていませんでした。だって、幼稚園は、集団の中で学ぶ事を大切にしていく施設です(保育園よりは集団的です)。
でも、四恩幼稚園の先生方は、個別でなら出来ることがたくさんある子がいた場合、その子にも丁寧に接する空間があれば、本当の公平な教育になるはず、とわかってくださいました。

ちなみに、発達障害、というようなレッテルを貼る場では絶対にありません。

違いを尊重した結果、ぱんだくらぶで丁寧に課題をやっていこう、身体の発育の様子を観察してみよう、の場です。子どもも大人も、みんな多かれ少なかれ発達の偏りはあります。私も分野によっては過集中になりがちです(ADHD傾向とでもいうのでしょうか)。「普通」とか「常識」を社会的にラベリングしていく事が実は一番怖いと思っています(それぞれみんな違うのに・・・)。

ぱんだくらぶは、丁寧に少人数で関わっていく場であります。
子どもの「できた!」を積み重ね、自尊心をあげていく場です。

集団から外れた子は放っておかれることが多い昔ながらの幼稚園教育、保育園のあり方へのアンチテーゼです(おぉ、熱くなってしまった)。

ぱんだくらぶは、どんな子にも開かれている場でありたいと思っています。

【たとえば・・・】
・進級、進学を前にして気持ちが不安定になっている子
・お家でしかられて(あるいはお友達とケンカして)どうしてもその切り替えが上手くいかず、朝からずっと気分が落ち込んでいる子
・赤ちゃんが生まれたばかりで、お母さんが恋しくて、チクチクした気持ちになっている子
・長い期間のけがや病気をして、みんなと遊ぶことができなくて、悲しくなって調子があんまりでない子

様々な子どもの姿を見て、その都度「ぱんだくらぶに遊びにおいで」と声をかけていくような、そんな使われ方をされたい「ぱんだくらぶ」です。

そのための活動のフィールドを与えてくださった四恩幼稚園の先生方や子どもたち、保護者の皆様に感謝しています。私も、今まで以上に、ベスト尽くしていきます。

気が付けば、ぱんだくらぶの様子を副園長先生が書いてくださっていました。
自分の顔の表現力のスゴッ!な、写真がのってましたw
よかったら覗いてみてくださいネ。
わくわくブログ「ぱんだくらぶ」