「好きな色1本、選んでいいよ」

と、とある年中さんに3本のマジックをみせていいました。

「うーん、なんでもいいよ」

「なんでもいいなら一本どうぞー」

「うーん」

(一本候補を減らし、2本見せる)「これならどっち?」

「これ。(青を選ぶ)」

 

「こだわりがつよくて、、、」というお母さんの相談は良く聞くのですが、「選ばない、選べない」という相談はあんまり聞かないです。きっと見た目にお母さんは困らないからだとおもいます。この例の子のように、たった3本からでも、色が選べない子も案外います。

うちの子も、小さいころから持つものや着替えるものについて、比較的こだわりが無い子なのでついつい私が選んだものをそのまま子ども自身が選んだものとして使っていたのかもとおもいます。ある時「それだとこの子は(私に意図が無くても)私の言いなりになってしまうかも」と思い、小さな事でもなるべく自分で選んでもらうようにしました。

お家でも、園でも「なんでもいいから早く選んで!」と、時間の流れが忙しい現代の子は急かされて過ごしているかもしれません。こういう事の積み重ねが、自分の選択をおざなりにしていくのかもしれません。将来、進学・就職・いたる人生の節目において「自分は何をしたらいいのかわからない、決められない」と悩むことにつながるのではと思います。

折り紙の色、ペンの色、靴下の柄、子どもの生活の中でゆったりと迷う事も含めて寄り添ってあげたいなと思っています。

 

さて、そのあと、その子にお願いごとをしました。

おもちゃをこちらにもってきてくれる?と、頼んだのです。

たまたまそのおもちゃは取り出しにくかったようで、時間がかかっていました。
その子はちらりと私(先生)の方を見ます。

でも何も言わないので、私は手を出さずに見守りました。

何度かちらっと私をみるけれど、その子は何も言いません。

でも、しばらくするとおもちゃは取れました。なんだかやり切ったような表情にもみえます。

「ありがとう、取りづらかったよね」

(うなずく)

「でも、本当に大変だったら『先生手伝って』って言っていいんだよ。」と伝えました。

そのあと、一緒に遊びました。

これは日常の保育の一コマですが印象が残りました。
こんな問いが自分自身に浮かぶのです。

「わたしも選べていますか?私は私のしたいことを選んでいるかな?」
「わたしも助けが必要な時に、周りに応援を頼むことができますか?私は全部一人でやろうとしているかな、助けてって言ってもいいのかな?」

私はブレインジムを使っているので、自分の中のバランスの崩れを感じた時は、エクササイズを丁寧にしてみたり、セルフセッションをしたりします。
自分の目標のために、今どんな動きが必要なのか。自分の身体を観察しながら余計な思考をそぎ落としていくのです。
ブレインジムはこんな風に戦略的に使いこなすことだってできてしまうのです。

年内の公式講座のスケジュールが出ました。

●2018年 12月
平日コース ①6日(木)、②13日(木)、③20日(木) 早割申し込みは11/8(火)まで
休日コース ①2日(日)、②9日(日)、③16日(日) 早割申し込みは11/4(日)まで
●2019年 1月
平日コース ①17日(木)、②24日(木)、③31日(木) 早割申し込みは12/20(木)まで
休日コース ①12日(土)、②13日(日)、③19日(土) 早割申し込みは12/15(土)まで

●2019年 2月
平日コース ①7日(木)、②14日(木)、③21日(木) 早割申し込みは1/10(木)まで
休日コース ①9日(土)、②10日(日)、③16日(土) 早割申し込みは1/12(土)まで

●2019年 3月
平日コース ①7日(木)、②14日(木)、③21日(祝・木) 早割申し込みは2/7(木)まで

くわしくはコチラからどうぞ!