新年度始まりましたね。
昨日保育園に行きました。今年もゆらりかの傍ら、たまにくるフリーの保育士としてあちこち顔をださせてもらうんですが、久々にならし保育中の赤ちゃんの所に。
 
新しい環境に慣れていく過程は、子どもにとって不安で仕方がありません。その間保育士は、おんぶをし、抱っこをし、手をつなぎ、ありとあらゆるスキンシップや声掛けで、その子の安心できる環境をプロデュースします。そんな事の積み重ねで、場所や人に対する信頼関係が出来てきます。久々に背中に赤ちゃんを負ぶい、むちむちの足をすりすりしながら、子守歌。ここからしばらく、全力で子どもの不安を受け止める日々が、園全体で続きます。
 
現場の先生達も新年度は、クラス内の連携が普段よりも密になります。不安の受け止め方の相談をお互いにシェアし、その子のためによりよい保育につながる事を考えていくのです。先生だって、初めましての関係。そこそこ不安はあるんですが、それを受け止める仲間と環境があるからこそ、明るく前を向いて泣いている子を堂々と受け入れていけるんです。新人の先生だってベテランの先生だって、そこはみんなおんなじ。
だからこそ、不安で泣きわめく子どもたちが保育園にたくさんいても、しっかりと受け止められるんだと思います。
 
やはり、育児は一人で抱え込むものではないんです。仲間や安心して相談できる人が近くにいるとお母さんも安心して育児期間を過ごせるんです。
 
そんなこと、明らかなんですけどね。でも依然として、核家族化した現代の育児において様々な課題がのこされている。
Lineはつながってるし、SNSでも仲間はいるんだけど、「本音」でその子の育ちの不安に向き合っていける仲間関係を作っていく事が難しい今のママ世代。それは、KYという言葉に振り回された教室で学齢期を過ごし、人との距離感が独特な世代です。
「応答的」で密な関わりを必要とする乳幼児期、親としての寄り添い方に今までと違うギャップを感じ、育児疲れをする親がますます増えてくるのではとおもいます。
  
しかし、そんなことに親が困っている間にも、子どもはどんどん育っていきます。だからこそ「私はその一助となる講座の提供をしているんだよな~」、保育園における新年度をすごしてそんなことを思いました。
 
この「我が子の育ちの気になる・困ったに向き合う3Days」の講座は、育児を抱え込みがちなお母さんに向けた応援講座です。おうちで出来るケアはもちろんのこと、育児の事を気楽に語り合える環境がここにあります。
ちょっとでも気になったお母さん、ご一緒に学んでみませんか?